2012年1月12日木曜日

兄弟ケンカのはなし

今日、奥さんからこんなことがあったよ、と話してもらいました。


8才と5才のささいな兄弟ケンカのはなしです。
兄弟で遊んでいたところ、兄が大事にしていた飛行機を、弟が壊してしまいました。
兄は弟を非難します。
弟も以前に自分のおもちゃを壊された事を持ち出し反論。
それぞれ言い分を主張し平行線です。

兄はお父さんに直してもらうと言い、その時に弟が壊した事を話すと言いました。
元気の無い弟の様子を見て、兄はお母さんに、お父さんには弟が壊した事は言わないで
と伝えたそうです。

私は兄弟ケンカの裁判官にはならないので、どちらも叱ったりはしません。
もちろん、あんまりひどい時は口を出しますが・・

弟を思う“きもち”を感じ、ほっこりした気持ちになりました。



私も2才上の兄のいる男兄弟で、小さい頃はよくケンカをしました。
そんな時、母親はほとんど干渉しませんでした。
その結果,力の強い兄に勝てる訳も無く、よく泣かされてました。
今日の話を聞いて、よく覚えてませんが私もきっと、兄から気づかぬ思いやりを
受けてたのかな、なんて思いました。

今思うとケンカをほっといてて良かったんだなと思うのです。
理不尽な事もあるし、不条理がまかり通っていましたが、よく考えてみれば
世の中って同じですよね。

大げさかもしれませんが、周囲と折り合いを付けて、物事を前に進めていく力が身についたのかもしれません。
そのおかげで特に取り柄のない私が、何とかやっていけてるのかな?
なんてぼんやり思います。

我が家は立派な教育方針はありません。
ですが、いくつかある考えのひとつに、兄弟喧嘩にはなるべく干渉しない。と思ってます。

裁判官がいないと、お互いで話し合わない限り紛争は解決しません。
自分で考えて、いいか悪いか、損か得か、うれしいか悲しいか、感じて欲しいと思っての事です。








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